クラシック音楽と他の音楽はまったく別物、と信じてやまない小中高時代を送っていた私にとって、高校3年生(1979年)にいわゆる洋楽に傾倒したのは、かなり大きなできごとでした。
結局大学生になり、基本的にまたクラシックに戻っていってしまうのですが、今から思うと、あの限られた期間に聴いた数々の作品は、自分の音楽遍歴の中で、大切な意味を持っているように感じます。
もちろんその布石みたいなものは、太田裕美、オリビア・ニュートンジョン、リンダ・ロンシュタットという女性ボーカリストの好みの変化(どんな変化だよ?w)やボブ・ディランへの興味とかにあったんですけどね。
その中で、特に鮮烈なショックをもたらしたのがBostonです。
当時私は、Bostonはバンドだと思っていました。
かなり経ってから、あれは実はトム・ショルツの一人芝居だったと知り、これまた大きなショックを受けました。
しかし今思うと、彼はまさに21世紀の音楽作りのさきがけだった、というか、今ではひとりバンドみたいな人はいくらでもいるわけです。
洗練されたプロから私みたいなド初心者まで...w
ただ、さらに驚くべきは、彼がシンセサイザーもコンピューターも使用しなかったということ。
まあ、コンピューターは当時まだそこまで音楽制作に役立つものではなかったけど...
ということは、制作の感覚としては、やはりひとりでバンドをやる、ってことだったのでしょうか?
ここで疑問なのが、では1枚のアルバムに8年をかけてやっているその作業とは、中身はなんなのでしょうか?
どうやら音を重ねたりってことらしいのですが、そこをもっと知りたい。
そんなんで、1枚目からまた聴きなおしています。
2枚目のDon't Look Backが1978年。
まさに、私が当時はまりまくったアルバムです。
そして、次のThird Stage(名前がわかりやすいなあ)が1986年。
やはり「3」という数字に大きな意味があると信じているのでしょうか?私と同様...w
Walk Onだっけ?...が1994年...たしか。
8年に1枚なんですよ。
そして、Corporate Americaが2002年。
なので、次は2010年、と言われています。
どうもDon't Look Backの印象が強すぎて、他のものが受け入れにくい。
もっとじっくり聴かないと。
高3のときに(今もそうですが)、このセンスの良さに傾倒した自分のセンスを信じたいと思います。
もちろん、私だけじゃなく、世界のかな~りの人たちがその状態だったわけですが...w
いや~ロックだなあ!w
ギターでも始めよっか...w
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