好きな飲食店～エノテカノリーオ

現在は四谷三丁目の駅からちょっと歩いた住宅街の中にあるイタリアン。
要するに、あまり他人には教えたくないとっておきのお店なので、これまでこのお店について、あえてどこにも書きませんでした。
最近冷静になって考えてみると、別に自分が書いたからって、みんなが殺到して行くことはないし...
万が一これを読む人がいて、興味を持ってこのお店に行ってくれるとしたら、逆にうれしいよな、っていうことに気がついて（いまさら？）。
そんなことがあったらオーナーもうれしいだろうし...ｗ

このお店とのつきあい（って言うと格好つけているみたいですが...）はかなり長いです。
たしか1999年ごろ、荻窪の駅から遠い住宅街で、カウンターとテーブル2つくらいだけでやっていた時代に運良くみつけました。

ある意味、日本における「お気に入りのお店」第1号かもしれません。
なので、思い出もたくさんあるし、思い入れも激しいです。

最近はアラカルトOKですが、長い間コース一本勝負でした。
もちろん前菜、パスタ、メインなどそれぞれの中で選択肢はあるわけですが...

ワインの品揃えもすばらしいです。
それぞれの価格帯で、おいしいものをそろえています。

話をお店の歴史？に戻しますと...
荻窪のあと、まず神楽坂の近くに移転しました。
結構広くて、すっごく優雅な空間だったと記憶しています。
ついにメジャーにのし上がったな、って印象でした。

しかし、その後いろいろとあったようで...
でもそれを乗り越えられて、移転開店したのが今の場所です。

神楽坂の時代から、日本に行くと、毎回ほぼ必ず行っていました。
ただ、娘たちを連れて行くようになったのは、3年くらい前からでしょうか？
それまではあえて封印していましたｗ
おとなの女性に成長するのを待っていた、というのが表向きの公式な理由ですが、実は、娘との食事にそこまでお金をかける必要があるのか？というのが現実的な理由です。
もうひとつあまり言えない理由もあるのですが...それはもうしばらく封印しておきましょうｗ

お店では、おいしいワインを選んでもらうのが一番の楽しみです。
選んでもらったワインが毎回必ずおいしいから、また行きたくなってしまうわけです。
これだけの回数行っていて、一度もワインがおいしくない、って思ったことがないのはすごいと思います。
根本的にこのお店にはおしくないワインを置いてない、ということなのかもしれませんｗ

オーナーのノリオさん（だから店名がノリーオなわけです）がかなりのワイン通です。
しかもイタリアまで足を運んでワインを仕入れることもあるようで...
昔はノリオさんご自身がワインを選んでくださいました。
その後は、ソムリエが採用されましたが、ノリオさんが採用したわけですから、やはり「レベル高し」です。
知識も豊富だし、お話も上手なので、毎回ワイン談義になっていました。

その後、最初のソムリエは、新しくオープンした銀座のお店に店長として移られました。
次のソムリエの方は女性で、こちらも本当にすばらしい方です。
いい人のもとにはいい人が集まる、っていうことを感じます。

今は、前述した銀座には2店、代官山、そして丸の内にもお店があります。
さらに四谷三丁目の駅に近いところにはワインバーもあります。

ワインバー以外は、まだ代官山にしか行ったことがありません...
銀座は、最初のお店の開店当時に何度か予約を試みましたが、残念ながら全敗でした。
規模が小さいのに人気があるので、という説明でした。

お店が増えたので、ノリオさんはどちらにいらっしゃるのかな？っていつも気になっています...
代官山のお店に2度行ったときは、運よく2度ともそこにいらっしゃったんですが...ｗ

料理がおいしい、というのは大切なポイントだと思いますが、それと同時に、いやそれ以上に人は大事だと思います。
おいしいということだけなら、いくらでもいろんなお店を探せるでしょうが、人という面では何度か行かないと出てこない「味」もあると思います...
自分のインスピレーションを信じて何度も通うことも、大切なのかな？と...