2009/08/28
アメフト史上最大逆転ゲーム
すでに前に一度宣言したかと思いますが...w
私は、アメフトが結構好きで、アメリカのプロリーグ=NFLのチームである「Buffalo Bills」の熱烈なファンです。
その最大の理由は、1985年から1993年まで、このチームの地元・Buffaloに住んでいたから、なのですけど...w
さて...
このBuffalo Billsは、NFLの頂点を決める「スーパーボウル」に4度出場を果たしています。
これは、NFLの中にある二つのコンファレンスのひとつ、AFCで4度優勝した、ということです。
しかも4年連続で。
これを成し遂げたのは、歴史上Buffalo Billsだけなのです(たしか...w)。
しかし...
民衆の評価というのは、いつも厳しいもので、記憶に残るのはスーパーボウルの勝者のみ。
要するに、その年の全米ナンバーワン!ということです。
コンファレンスで4度しかも連続で優勝しようが、スーパーボウルで負ければ、それ以前に負けたチームと共に、敗者のグループとなっちゃうわけです。
最後まで勝たないと、1番じゃないと、本当の勝者として認めてもらえないわけです。
Buffalo Billsは、4年連続でスーパーボウルに出場したのに、4年連続で負けたのです。
出場したことよりも、4年連続でスーパーボウルに負けたかわいそうなチーム、ということになってしまっているのです...
4回も出たのに、1回も勝てないのかよ?どうかしているのよね?
みたいな声もよく聞かれるほどです...^^;
なので...
Billsファンにとって、スーパーボウルのビデオは、「あまりみたくないビデオ」となっちゃっています。
私もおそらく全4回のビデオを持っていますが、一度も観たことありません。
捨てようかな?
燃やして、厄払いでもするか?w
そういう中で、Billsファンが、世界の全人民に文句を言わせずに誇れるのが、1993年のNFL史上最大の逆転ゲーム、NFL当局も「The Comeback」と呼んでいるゲームなのです。
アメフトをよく知らない人たちには、理解が難しいかもしれませんが、その後16年間、未だこの記録が破られていないことが示すように、これは本当に稀なできごとでした。
数字的には、3対35と、32点差をつけられたBillsが、その後の猛攻で、38対35と逆転。
規定時間終了直前に、38対38と同点とされるも、オーバータイム(サドンデス)で、3点入れ、最終的に、41対38で勝った、というものだったのです。
もう少し詳しく言うと...
ハーフにおいては、3対28と、25点差でした。
まあ、これでも、普通は勝負あり、という感じです。
さらに...
ハーフ直後に、パスをインターセプトされて、そのままタッチダウン。
ここで、3対35と、32点差になってしまったのでした。
この時点で、もうダメだ、と思って、会場を後にした観客も若干名(そんなに多くない、というのが逆に驚きですが...)
ここから逆転劇が始まるのですが...
残り時間半分以下で、35点を入れた、というのもすごいですが、相手チームを3点におさえた、というのもすごい。
まあ、単純に考えれば、最初に相手チームがやってことを今度はこちらがやっただけではあるんですけど...
しかし、普通に考えれば、最初にそれをやったほうがその日は調子がいい、っていうか、絶好調なわけで、こっちチームは絶不調だったわけですよ。
それが完全に逆転してしまった、という事象はなかなかないわけです。
この試合後、相手チームのヒューストン・オイラーズは、たしか特にディフェンス(守り)コーチとかが、責任を負わされて、首になったと記憶しています。
さらに...
Billsは、この日は、主軸の選手が怪我で出場できず、クォーターバック、ランニングバック、ラインバックなどは、控えの選手だったのです。
まあ、とにかく、そんな歴史的ゲームのハイライトをYouTubeでみつけたので、アップしてみました。
実はこの日(リアルタイムで)...
私はこの試合をBuffaloのバーで、友人と一緒に観ていました。
チケットが売り切れなかった、という理由で、ブラックアウト(放送禁止)になって、普通のテレビでは観れなかったのです。
こんな歴史的な試合が、変なNFLの規定?(なのかな?)よって、憂き目にあったわけです...
しかし、おかげでバーは大盛り上がり!
家で数人で集まってみているより楽しかったなあ♪
あと...
もうひとつだけ付け足しておきますと...
この試合、プレーオフだったのです。
要するに、シーズンが終了して、残った数チームがトーナメントで試合して、最終的にスーパーボウル出場チームを決める、という。
これってたしかコンファレンスの準決勝だったような...
というこで、あくまでもプレーオフも含めたNFLの試合における史上最大のカムバックゲーム、であって、シーズン中のゲーム、ということになると当てはまりません。
でも、これだけのことになると、シーズン中だろうが、プレーオフだろうが、関係ないでしょ?
この試合の次の日に、CBS放送の著名な人(アナウンサー?コメンテイター?)が、この試合の感想と感動を込めて、詩を発表しました。
その全文を探しているのですが、なかなかみつかりません。
記憶に残っているのが、
「本当にすべてが終わるまでは、終わりじゃないんだ」
という一節です。
人生にあてはめると、
「どんなに負けたとしても、死ぬまでは終わりじゃないんだ」
みたいな...
また、その逆も言えると思います。
どんなに煌びやかな人生、みんながあこがれるような存在でも、麻薬とかでいろんな人たちに迷惑をかけてしまい、堕ちていってしまう人たちもいます。
もちろん、またそこから這い上がってくる機会もあるわけですけど...
そんなことも教えてくれた、大好きなBuffalo Billsのすばらしいゲームでした。
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